【本】吉田修一『女たちは二度遊ぶ』―男性目線で描く女性のあれこれ



男性目線で様々な女性たちを描いた短編集。


登場する女性たちは、恋人だったり、そのとき限りのお相手だったり、一目ぼれした見知らぬひとだったり、ちょっとうざい先輩だったりとバリエーションにとんでいる。


ストレートな恋愛話ではなくて、男性から見た、女性の謎な部分が作品のテーマなのだろう。

女性の振る舞いの、あるあるが見られるわけなのだが、その内面を掘り下げてはいない。


その行動や言動を受けて、とまどう男性を通し、なんとなく女性の心のうちを想像するしかない。

実生活でも似たようなシーンに出くわすことはあるだろうが、男性の引きずっている感が上手く表現されていると思う。


男性たちの小ずるいところは、恥ずかしながら共感するところはあるが、女性読者はどうだろう。


十三歳の頃の気になるコとに苦い思い出「最初の妻」がおすすめ。



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