【本】朝吹真理子『きとこわ』-絵画的



幼年時代のひと時を共に過ごした7歳違いの永遠子と貴子。

25年の歳月を経て再会する二人にたゆたう現実とも夢幻ともつかぬ、時の流れが美麗な言葉でつづられる。


表現し難いいものを如何に表現するかが純文学ならば、まさに本作品は純文学の真骨頂なのだろう。

少ない頁数でありながら、細やかな表現をリフレインし、絵画的とも言える忘れがたいシーンを構築している。

文学賞受賞作が好きでよく読みますが、本作品の美的感覚にはとても感銘を受けた。


何か特別な事件が起こるわけではないので、小説にそれを期待するのであればハズすだろう。

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