【本】金城一紀『対話篇』-内省的なほろ苦さを感じる



親し人を死に誘う運命を負った青年「恋愛小説」、余命いくばくもない大学生が同級生に依頼した復讐殺人「永遠の円環」、離婚した亡き妻との思い出を探る旅「花」の三作品が収録された短編集。


著者の長編作品は、逆境を跳ねのけるスカッとした逞しさが印象的だが、この短編作品は内省的なほろ苦さを感じる。

タイトルの対話とは、それぞれの短編の主人公と、物語を紡ぎだすもう一人の登場人物との関係性を表しているのだろうか。


映画化された「花」は、ロードノベルの趣で、愛がありながらも別れる道を選ばざるを得なかった男女のせつない思いが時を超えて蘇える。

この作品だけでも本短編集を読む価値ありと思う。



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