【本】ジャック・ケッチャム『隣の家の少女』-不思議な力のある物語



三人の息子を持つシングルマザーの元に、引き取られた二人の少女。

アメリカの田舎町の長閑な風景は、狂気にかられた母親の、目を背けたくなるような暴力によって一変する。


これでもかと畳み込むように、14歳の姉への執拗な虐待が繰り返されるのだ。

読み手の顔を歪ませる、おぞましいシーンの連続だが、怒りの感情に囚われて、ページを繰る手を止めることができない。

人間の揺れ動く心理が精緻に描かれているからだろうか、監禁虐待という単なるキワモノに終わらない、不思議な力のある物語である。


結末が思う通りにならないのがジャック・ケッチャムだけれど。

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