【本】窪美澄『晴天の迷いクジラ』-締めくくり方が残念



人生に希望を見いだせなくなった人々の自己再生の物語(なのだろうか?)。


会社を倒産させてしまった女性社長、その従業員で過労と失恋のためにうつ病を発症した青年、病的ともいえる厳格な母親との軋轢で引きこもりとなった女子高生、の三人が主役。


前半は、三人の、それまでの人生がページを割いて縷々語られているわけだが、それぞれの苦悩が息苦しさを伴って胸に迫ってくる。

ここまでが良いだけに、いやが上にも後半に期待が膨らむ。

しかしながら、三人が湾に迷い込んだクジラを見に旅立ったあたりから、失速気味になってしまった。

クジラに託してそれぞれが何を見出したのかがうまく表現されていないのだ。


端的にいってピンとこない。


全体としては読ませてくれたので、締めくくり方が残念だ。


【窪美澄作品 記事一覧】
【本】窪美澄『ふがいない僕は空を見た』-ピュアでナイーブ

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