【本】エリナー・サリヴァン編 『スカーレット・レター』-不倫をテーマにしたアンソロジー



不倫をテーマにしたアンソロジー。


憎悪もしくは愛人のための殺人事件というオーソドックスなものばかりではなく、バリエーションが豊でよくできた作品が多く収録されている。


ベスト3を選ぶとしたら、パトリシア・マガー『疑い晴れて』、ドナルド・オールソン『セシルの日記』、ジュリアン・シモンズ『疵』(次点はアンドリュー・クラヴァン『これが最後の』)。

すべて最後の一撃がきれいにキマった作品である。


■疑い晴れて
妻と愛人がいながらも新たな女性に心を奪われたフランク。フランクは、世間を騒がす連続殺人犯の仕業に見せかけ妻を殺害して、同時刻に愛人との別れ話を周囲に聞かせるという完璧なアリバイを仕立て上げた ・・・

■セシルの日記
隣家の夫フィリップとの不倫を妄想し、日記を書き続ける主婦セシル。フィリップの妻の他殺死体が見つかり、疑いはフィリップに向けられるが。セシルの日記には逢瀬の記録が残っている。妄想であることを訴え続けるセシルだったが、セシルの夫エドワードは、フィリップの無実を証明することをすすめるのだった ・・・

■疵
愛人に魅了され妻を殺害しようと計画する俳優オリヴァー。得意の変装を活かし、完璧なアリバイを作った上で、妻を殺害したはずだったが ・・・


その他の作家陣は以下のとおり。

ウィリアム・バンキアー/ロバート・バーナード/サイモン・ブレット/ローレンス・ブロック/ジェレマイア・ヒーリイ/シャロン・ピサクリータ/クラーク・ハワード/フローレンス・V・メイベリー/ルース・レンデル/ロバート・トゥーイ/ニードラ・タイア/トマス・ウォルシュ


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