【本】森絵都『風に舞い上がるビニールシート』-読後感がとても爽やかな作品集



タイトル作「風に舞いあがるビニールシート」を含む全6編からなる短編集。

それぞれに通低するのは、人が迷いをふっきる瞬間となるだろうか。


国連機関で働く夫婦を描いたタイトル作は、愛と使命のはざまで逡巡し、すれ違っていく二人の姿が印象的だ。

難民救済の重い現実を盛り込みつつ、スッキリとまとめ、ラストは清々しくも淡い感動を呼ぶという短編にしては充実した内容になっている。


本作品集の他の収録作も、背景や主人公の年代、性別、置かれた立場や、シチュエーションは異なるものの、読後感がとても爽やかである。


作品の中で語られる、専門的な分野に対する著者の知識量には脱帽。

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