【本】赤染晶子『乙女の密告』-笑いのツボが多い芥川賞受賞作



外国語大学に通う”乙女”(!)の日々が活写された作品。


あるべき乙女という暗黙の規律に従う女子大生たち。大時代的ともいえる彼女らの生態は、著者の実体験なのだろうが、とても愉快だ。


独語スピーチコンテスト目前、派閥のリーダに流れた乙女らしからぬ噂に、他の乙女たちは浮足立つ始末。

そんな騒動の最中にあって、主人公の、「アンネの日記」の暗唱の練習を通じその魂にふれていく様が、上手く描かれている。


純文学としては笑いのツボが多く、特に西洋人形を偏愛するバッハマン教授の奇矯っぷりが良い味を出している。

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