【本】ヴィクトリア・エイヴヤード『レッド・クイーン』-クライマックスは盛り上がる



支配するものシルバー、支配されるものレッド。二つの階級に分かれた世界の人々は、互いに蔑みと憎しみを抱きながら近隣諸国と戦争に明け暮れていた。

レッド生まれの18歳の少女メアは、シルバーの二人の王子の花嫁選び居合わせ、高い異能の力を見せつけたことから、第二王子メイヴンとの結婚を決められてしまう。

しかし、メアは、支配者からの独立を叫ぶテロリスト集団<スカーレット・ガード>と手を結び、為政者との戦いを決意するのだった ・・・


本作品は、シンデレラストーリーに、超能力集団とのアメコミ的なバトルあり、三人の男性に心揺れる恋愛模様ありと様々な要素をぶっこんだ異世界ファンタジーだ。


どこかで見たことあるような設定であるし、主人公メアに力強い魅力を感じないせいか、読み進めながら途中、中だるみをしてしまった。

特にメイヴン、第一王子カル、幼なじみカイローンの間で気持ちを持て余すあたりは、げんなりである。


後半途中まで、どうしても引っかかっしまう部分があり、低い評価をせざるを得なかったが、クライマックスは疑問を払拭しつつ手に汗握る展開を用意してくれていた。

訳者あとがきによると、本国アメリカでは三部作以降も続編が予定されているほどの人気だそうだが、次への期待を残す終わり方は成功していると思う。

メアの心もとなさも、徐々に成長していくのだろうと考えれば、導入部としては良いのかもしれない。


登場人物が比較的多く、間を置くと混乱するため短期間で読むことをオススメしたい。

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