【本】デイヴィッド ベニオフ『99999(ナインズ)』-じんわりと響いてくる作品集



このミスにランクインした『卵をめぐる祖父の戦争』、映画化された『25時』の著者デイヴィッド・ベニオフの短編集。


9作品が収録されているが、青春群像あり、SF風味あり、幻想小説ありとバリエーションに富んでる。

作品に通底するのは読後の苦い後味だろうか。

アンハッピーエンドといってよいかもしれない。


スターダムへのし上がろうとする女性シンガーとその周辺を描いたタイトル作は、米エンターテインメント界のドライな関係性の中に垣間見えるアツい思いが印象的だ。

くわえて、恋人の語る偽りに魅入られてしまう「ネヴァーシング貯水池」、亡きゲイの恋人に思いを馳せる「幸運の排泄物」がベストスリー。


読んでいてわくわくする類のものではなく、じんわりと響いてくる作品集である。

【デイヴィッド・ベニオフ作品 記事一覧】
【本】デイヴィッド・ベニオフ『25時』-映画も一緒にみちゃいました

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