【本】伊坂幸太郎『オーデュボンの祈り』-ピタゴラ装置的な事件の収束の仕方が素晴らしい



鎖国状態を続けている孤島を舞台に、そこにまぎれ込んだコンビニ強盗が経験する奇妙奇天烈な物語。


未来が見えるしゃべるカカシ、反対の事しか言わない画家、処刑人等、奇矯な登場人物たちが、独特の世界観の中で活躍する。

極めてファンタジックなシチュエーションでありながら、それほど現実離れしているように思えないのが不思議だ。


詰め込み過ぎのきらいはあるが、消化不良に陥ってはいない。

カカシ殺人事件?のピタゴラ装置的な収束の仕方が素晴らしい。


デビュー作だからだろうか、ぐっとくる哲学的な伊坂節は控え目になっている。

【伊坂幸太郎 記事一覧】
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