【本】小野俊太郎『モスラの精神史』-関わった人々の強い思いや矜持を感じることができる



怪獣の中では存在感はあるものの、迫力不足が否めないモスラ。本書はそのモスラにスポットをあて、成立から概観することにより、日本人としての魂に触れていこうとするものだ。


モスラの原作が三人の純文学者の手によるもだというのが驚きだが、映画作りには当時のあらゆる才能が結集していたことがわかる。

何故、蛾なのか、主人公はいったい誰なのかといった謎を解き明かし、原作と映画を対比しながら論を進めていく。


枝葉にいきすぎたり、独善的な意見が見られるものの、総じて納得性があり、関わった人々の強い思いや矜持を感じることができるだろう。


本書を読んだから、あの映画をもう一度見たいかというと、そうはならないのだが。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村
スポンサーサイト

comment

管理者にだけ表示を許可する

10 | 2017/11 | 12
Su Mo Tu We Th Fr Sa
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
ありがとう
プロフィール

hit4papa

Author:hit4papa
日常の事をつらつら記録していましたが、一年過ぎた頃から読書の備忘録になってしまいました。日々の事などはTwitterにて。

最新記事
最新トラックバック
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

にほん ブログ村
ブクログ
twitter
本が好き!
月別アーカイブ