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【本】遠藤周作『わたしが・棄てた・女』-愛のものがたり



欲情のまま、女性の貞操を奪い、あっさりと棄てた男。

惨い扱いをされながらも、男を忘れられない女。


ひとの善意を信じ、ひとに尽くせざるを得ない性の女は、利他的なおこないが人生のすべて。

薄幸の女性の献身は、キリスト教的な云々を度外視しても、美しさを感じる。


男女二人に接点は永遠に訪れることはないが、男は女の事を意識の片隅に残し続ける。

そこに普遍的なひととしての愛のかたちを見ることができる。


純文学よりの印象が強い著者だけに、前半が軽いタッチなので違和感大。

もっと純文学してくれたら大絶賛してただろう。


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